建築士からタクシー運転手に転職。 未経験の接客に苦労するも夢中になり気づけば12年。
藤々木 さん 【 2002年 中途入社 】
国際自動車(kmタクシー)株式会社吉祥寺営業所所属 タクシードライバー2002年4月キャリア(中途)入社。前職は建築士。趣味はギターで、好きなアーティストはラリー・カールトン。組合の支部長も務める。(取材日:2015年1月16日)
藤々木(とどき)さん。タクシードライバー。国際自動車(kmタクシー)株式会社吉祥寺営業所所属。2002年4月キャリア(中途)入社。前職は建築士。趣味はギターで、好きなアーティストはラリー・カールトン。組合の支部長も務める。(取材日:2015年1月16日)
「ちょっとやってみようかな」が12年経っていました
前職は建築士として、アトリエで住宅などの設計をしていました。設計して、建物を建てるにあたっての管理などを10年程していたのですが、景気が傾いてきて、事務所の経営が厳しくなってしまったので、ここで一区切りしようとなったんですよ。
次の仕事を探すにあたって、これまでの仕事を振り返りました。とても楽しく働いておりましたが、机にかじりついて1日中家の中に居て作業をするという仕事をしてきたものですから、ちょっと気分を変えて、外に出て仕事をしてみようと思ったんです。
そんな時にちょうど国際自動車(kmタクシー)の求人を見つけて、「ちょっとやってみようかな」程度のつもりで応募しました。そんな気持ちで始めたタクシードライバーですが、いつの間にか夢中になり、気づけば12年経っていました、という感じです(笑)
机にかじりついて図面を書いていた生活から、タクシードライバーへ。
前職のときは机にかじりついて図面を書いておりましたので、「対お客さま」というものがありませんでした。人とのコミュニケーションがあまりなかった仕事から一転、コミュニケーションが第一の仕事に転職したのですから、やはり仕事の仕方は大きく違いましたね。はじめはとても苦労しました。
ちょっとした言葉のニュアンスの違いや、コース確認が不十分だった時など、些細な違いが「ありがとう」と「なんなんだこのタクシー」の分かれ目です。些細なことだからこそ、お客さまとしっかりとコミュニケーションを取り、意思疎通することが大切なんですよね。
そこで、まずは聞き取りやすい話し方を心掛けました。声が大きすぎて、返事の「はい!」が聞き返しの「はい?」かと勘違いされるなど空回りすることもありましたけど、今となっては良い思い出です(笑)
こんな道、よく知ってるね
接客はもちろんのこと、地理もあまり得意ではありませんでした。ですが、お客さまが教えてくださるんですよ。
例えば、お客さまに「こういうルートで行こうと思うんですけど」とお話すると、「運転手さん、こう行った方が信号少なくて早いんだよ」などと教えて下さるんです。
すると、同じ目的地のお客さまをお乗せした際に「お客さま、実はこっちの方が信号少なくて早いんですよ」と、早速お客さまから教えて頂いたルートを通ることが出来ますよね。
「こんな道、よく知ってるね」と褒めて頂いた時は、「実はお客さまから教えていただきました(笑)」などとお話しながら、タクシードライバーとして地理の知識を増やしていくと共に、会話も少しずつできるようになっていきました。そういう会話や繋がりが生まれるのは、この仕事の面白いところだと感じています。
目的地に無事お送りして、「ありがとう」と降りて頂いた瞬間に感じる安心感も、やりがいの一つになっています。タクシーは一回一回が完結型の仕事なので、一回の乗務を大事にしたいという想いで仕事をしています。
タクシードライバーとは、一つの空間をご提供するお仕事だと考えています。個室みたいなものじゃないですか、タクシーって。その中でお客さまが快適に過ごせるように、ベストを尽くしています。ゆっくりされたそうなお客さまでしたら完全に空気のように存在感を消すときもありますし、あるいはお話が好きそうな方でしたら、ご乗車されてから、降りられるまでずっとお話している時もあるんですよ。
先日は、「地方から来ているんだけど、今日帰るんだ」と話してくださったお客さまがいらっしゃいました。東京駅までだったんですけど、地方からいらしているということで、「ここは○○で、これが最近できた××です」とか「こちらへ行くと○○があります」とか説明をして差しあげたんです。基本最短ルートで向かいますから、観光タクシーとまではいきませんが、大変喜んで頂けて嬉しかったですね。
たまに「短い距離でごめん」などとおっしゃるお客さまがいらっしゃるんですよ。「とんでもございません、お気軽にご利用下さい」とお伝えしておりますが、まだまだ「怖い、無愛想」などといった昔ながらのタクシーに対するイメージが払拭されていないんじゃないかなと感じる瞬間です。
私の姿勢や態度を通してイメージが少しでも良い方に変わればいいなと思って仕事しています。最近は、国際自動車(kmタクシー)に新卒で入社してくる若い方たちも沢山いて、そういう事も手伝って業界そのものに対する見方も変わってくると期待しております。
将来の夢は個人タクシーをやること
当然営業の成績も上げていきたいと思っておりますが、そこは焦らずに地道に地道に頑張っていきたいと思います。将来的には個人タクシーをやりたいという目標もあります。そのためには一定の条件を満たさないといけません。違反などをしないように気をつけたり、営業実績年数をこつこつと積み重ねていきたいと思っております。
国際自動車(kmタクシー)という会社は好きですし、同じタクシードライバーという仕事であるとはいえ、会社に属していることと起業するというのは全然違いますから、雇われている方が楽という意見もあります。それはその通りだと思いますが、だからこそ「全部、自分の力でやる」という挑戦をしたいんです。環境とタイミングが整ったら、チャレンジしていきたいと思っています!
国際自動車をお勧めする理由
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他社より稼げる環境
国際自動車のタクシードライバーの平均年収は業界の中でもトップクラス。転職で収入を下げたくないという方、正社員で高収入をキープできる道が国際自動車にはあるのでご家族も安心です。
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不安を取り除く支援制度
配属後、6ヶ月間は30万円(日勤月給23万円)の給与補償制度がありますので、余裕を持って稼ぐコツを身に付けたり、地理を覚えることができます。
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正社員なのに選べる働き方
ライフスタイルに合わせて、昼間だけ働く日勤、2日分まとめて働く隔日勤務という2つの勤務スタイルから選ぶことができます。
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