評判のタクシードライバーになるために!接客スキルを磨く方法
突然ですが皆さんは、私たちが快適に過ごせるように後部座席だけでも木陰になるように停車しているタクシードライバーがいることをご存知ですか?そんな細やかな配慮をされているのは、タクシードライバーとして働き6年目に入られた山田さん。丁寧な接客に、お客さまからは感激の電話が営業所にかかって来る事もあるそう。素敵な笑顔で仕事について話して下さいました。
早速ですが、新卒でタクシードライバーを選んだきっかけをお聞かせください
もともとはタクシードライバー一筋という訳ではなかったんです。人と話すのが好きだったので、就職先は「接客業」で考えていました。就職活動の合同説明会で、飲食店やスーパー等と一緒に国際自動車(kmタクシー)の説明を受けたんです。その時に後部座席のお客さまへの配慮について聞き、漠然と「背中で語る接客業かぁ」と感じて、同じ接客業なら!と思って選びました。
タクシードライバーは飲食店の接客とは少し違いますが、不安はありませんでしたか?
正直、ドライバーの接客のイメージはあまり良くなかったです。「踏ん反り返っている」「目的地が近いなら乗らないで」なんて言われることがあると聞いた事があったので。「自分がそんな世界に飛び込んで出来るのかなぁ」と心配はありました。
それでも入社に至った決め手は何だったのでしょうか??
3月に内定を頂いた最後の説明会で、スタッフの方が「タクシーの車内が一流ホテル並みの接客だったら」というように、「タクシードライバーが究極の接客業」ということについて話されている姿に惹かれました。他の方々も非常に柔らかい雰囲気でいいな、と思いましたね。「タクシードライバーをやっておけば道は広いよ。現状今キャリアを積んでいる人の8割9割はドライバー経験があるよ」と教えていただいたことが後押しになりました。キャリアプランも多いなら安心できる、と挑戦してみることにしたんです。
入社して、新人研修は如何でしたか?
研修を受けて感じたのは、「自分は甘かった!」という衝撃です。タクシードライバーの接客のハードルは意外なほど高かった。ロールプレイングでは「そんなんじゃ声が届かないよ」と懸命に指導していただき、できるまで練習しました!怖がる必要は全くないですが、覚悟はして入社した方がいいですね(笑)
研修の様子
タクシードライバーの接客に対するイメージが変わったんですね!
タクシードライバーの仕事は、他の接客業と違って当たり前のことが出来ません。お客さまのお顔を見るのは乗車前のほんの一瞬。運転中は声色だけでお客さまの様子を推測しなければなりません。進行方向を見ながら左後ろのお客さまと会話をするので聞き取りやすい大きな声が必要だとよく分かりました。
まさに背中で語る接客ですね!
そうですね!今でもまだまだだと思いますが(笑)
仕事の難しさはありましたか?
研修で基礎を固めた後は、応用も必要だと実感しました。お年を召した方がご乗車になったときは後ろを見ながらゆっくりと進めたり、急いでいらっしゃるお客さまには不必要に話しかけたりしないなど実践で覚えていきましたね。
目的地に送り届けるだけが、タクシードライバーの仕事ではないんですね。
運転をしながら混雑状況も確認しますし、目的地も正確に把握する必要があります。研修時代は、色々なことを配慮しながら大切なお客さまのことまで考えると本当に頭がパンパンで。実務に入っていいと言われたときも、配属を2週間先伸ばしにしてもらい、運転や接客に自信が持てるまで研修をしました。マンツーマンで指導してくれたコーチにはとても感謝しています。
気持ちにしっかり答えてくれる体制があることは、ドライバーを目指す方にお伝えしたいですね!
研修の際にコーチが「どこにでても恥ずかしくないようにする」と言ってくださったのが印象深いです。国際自動車(kmタクシー)で良かった、と心から思いましたね。
接客で心がけていることはありますか?
まずは安全運転です。この5年間、急加速・急発進などが無いように努めてきました。心地良い運転が基本ですから、新人の時は「安全にお送りする事を完璧にしよう」と心がけていました。
とりこぼしがほぼないというのは、本当にすごいですね!急ブレーキのない、心地よい運転もドライバーの大切な接客ですね。
あとは笑顔を大切にしています。その場の雰囲気も良くなってお客さまもご要望を伝えやすくなりますし、その後のコミュニケーションにも関わってきます。車線変更をして揺れない道を選び、暑い日は日光にも気をつけます。気温が変わってしまうので、後部座席だけでも木陰に入るように停車していますね。
木陰のことを気にされているなんて初めて知りました!でもそれってお客さまに気づかれたことってありますか?
ありません(笑)ですが気温は快適さを非常に左右します。タクシーのクーラーは前にしかついてないですし、後部座席は特にドアの開け閉めがあるので温度が下がりにくいんです。また、体感温度には男女差があるので、女性をお送りする場合は温度を1℃下げています。
気温ですら接客の一部なんですね!
以前女性のお客さまから「目的地は近いのですが、その間だけでもエアコンを止めていただけませんか?」と言われたことがあったんです。それがきっかけで、タクシーという小さい空間でも接客でできることはたくさんあると知りました。実際乗ってみないと本当に分からないことだらけなので、自分で考えることが重要な仕事です。
そこから少しずつ「自分なりの接客の色」をつけるようになりました。乗車から降車までをどこまで快適に過ごしていただけるかにこだわるようになったんです。
素敵です。ドライバーとして働く中で印象に残っている出来事はありますか?
嬉しかった出来事はたくさんあります。特に印象に残っているお客さまは無線でご依頼をくださった方で、ご自宅にお迎えにあがり、10分ほど玄関前で待ち、目的地へお送りしてから再度ご自宅へ戻る仕事でした。
普段通り対応させていただいたのですが、「近い距離なのに嫌な顔一つせず、本当にありがとう」と凄く感謝していただけました。そしてご降車時、クレジットの決済だったのでボールペンの芯を自分の方に向けてお客さまにお渡ししたんです。すると「若いのにそんな風にできるなんてすごいね、そういうのも研修で教えてもらえるの?」と非常に喜んでくださいました。
それは研修で習ったことだったんですか?
それは自分で「その方が書きやすいだろうな」という当たり前のことを思っての振る舞いでした。「普段別の会社を使っているんだけど、とても良かったから次から次からはあなたの会社を使うわ」という言葉を聞いたときは感動しました。
その後、営業所に戻ったら先輩から「山田くん!」と声をかけられました。なんだろう?と思っていると、そのお客さまが営業所にわざわざ電話をかけてくださったとのことでした。「普段はお礼の電話なんてかけないんだけど」と、おっしゃっていたようで嬉しかったですね。今まで培ってきたことが実を結んだようで忘れられない想い出です。
同じようにドライバー業に不安を持っている学生さんの励みになりますね!
最後に、今後の目標をお聞かせください!
現在は2日前からジョブトレ(社内インターン)を開始して、タクシードライバーとしてのスキルだけでなく、研修の現場で「教えること」について勉強をしています。初めてで難しいこともありますが、とても楽しいです。今まで教わった基礎、経験したことを、タクシードライバーを目指す人に教えられるような人財になりたいです!現場の経験で得た接客技術、思いをこれからの国際自動車(km)へ還元できるよう、目の前のことを一つ一つやっていきたいと思います。
山田さん!本日は本当にありがとうございました!!応援しております!!!
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