50代からタクシー業界へ！観光タクシードライバーで第二の人生を輝かせよう

都内で「秋」を満喫するなら「六義園」へ。
歴史・文化・景観集まる日本の名所。

まずご案内するのは、東京都文京区に位置する回遊式築山泉水庭園「六義園」です。「小石川後楽園」とともに、江戸の二大庭園に数えられています。

元禄8年（1695年）、徳川綱吉の側近・柳沢吉保が、将軍の命を受け、7年の歳月を費やして建設した「六義園」。泉水（庭園に造られた池）の周りを樹木が取り囲む形ですが、これは紀州の美しい景色、和歌に詠まれた名所、中国古典に残される土地土地が、この六義園に再現されている物なんです。

冠する「六義」もまた、中国古典・漢詩集にある「詩の六義」（風・賦・比・興・雅・頌）に関連するといいます。それぞれ「民謡」や「詩」など、文化に紐づく言葉なんですよ。

明治時代に入って、三菱創業者・岩崎彌太郎氏の所有となった後、昭和13年（1938年）に東京都へ寄付されて現在は一般公開されています。
秋の夜は庭園がライトアップされ、見晴らしのよい築山から、圧巻の景色を一望することができます。

池をぐるっと回った向こう側には、お茶屋もあります。どら焼きと抹茶を楽しみながら、圧巻の景色を眺めるのが「乙」ですね（笑）！

日本を代表する日本庭園として知られる「六義園」。紅葉シーズンに、ぜひ訪れたい名所です！

都会のオアシス・新宿御苑で「庭園」を堪能。
紅葉を見るなら見逃せない「いちょう並木」も！

さて、次にご案内するのは、新宿御苑です。
昭和24年（1949年）に国民公園として一般公開されました。江戸時代には武家屋敷だった場所です。

中央に見える広々とした大芝生は、イギリス式の自然風景を大切にした庭園。その奥に見えるのは、池泉回遊式（池の周囲を一周しながら庭園を観賞する仕組み）の日本式庭園です。先ほどの六義園もまた、この「池泉回遊式」に当たります。少し、造りが似ていますよね。

新宿というビルに囲まれた大都会にある、自然溢れる庭園。都民のオアシスとして、賑わっています。

自然豊かな新宿御苑では、六義園同様に紅葉も楽しめます。実は、今回の取材のために事前に調査に来ておりまして…新宿御苑の中心に位置する中央休憩所の辺りが見どころスポットでしたよ！

背が高く、枝が大きく広がる木々が並んでおり圧巻の景色です。新宿門から入り、中央休憩所まで進んだ後は、「中の池」の周辺を歩いてみましょう。先ほどご紹介したように池の周りを歩きながら景色を眺めるのがおすすめです。

「中の池」を東に進み、「下の池」「プラタナス並木」の方へ歩くと今度はまさに「渓流」のような自然味溢れる景観に臨むことができます。

ぐるっと回って大木戸門へと向かうとこちらは大芝生（イギリス式庭園）。レジャーシートを広げる人たち、ベンチでひと休みする人たちと、それぞれの過ごし方で楽しんでいらっしゃいますね。「新宿御苑といえば」という景色が見られるのは、このスポットだと思います。ここもまた、木々が色づいているのを眺めながらゆっくりと落ち着いた時間を過ごすことができます。

最後に向かうのは、明治神宮外苑前の「いちょう並木」。春夏秋冬、様々な景色を見せるこの「いちょう並木」では、木々の剪定を行うことで気品高く、公害に強いいちょうを育てています。欧米の庭園に倣った技術で、大都市の中に自然溢れる景観を作り出しているんです！

この「いちょう並木」は、大正12年（1923年）に造られた物。銀杏の種子は、明治41年（1908年）に新宿御苑の在来木から採集された物です。時を経て、現在は青山から300m続く並木が維持され、最高28mのいちょうが出迎えてくれますよ。

今（取材時）が丁度綺麗に紅葉しているので、多くの観光客の方々で溢れていますね！ついつい、写真を撮りたくなってしまいます。そんなニーズに応えて、この季節は歩行者天国で自由に歩けるようになっているんです。

この「いちょう並木」も押さえておきたい紅葉スポットですね！

観光タクシードライバー・湯川さん。
旅を楽しんでいただくための心得とは。

湯川さんは、観光ドライバーのお仕事の経験が豊富とお伺いしています！

英語のスキルも持っていますので、外国人観光客の方々をご案内するという機会もあります。コロナウイルス感染拡大前は、富士山の方へご案内する箱根観光コースのお仕事に関わらせていただきました。実は、入社時の面接で、国際自動車（kmタクシー）の採用担当者から「観光の仕事もありますが、いかがですか？」とご案内を受けたことがキッカケで。

2012年の入社時は丁度、観光タクシーの事業が始まった頃だったんです。これも何かの縁と、観光タクシードライバーとしての仕事も視野に入れて入社を決めました。

前職では、どのようなお仕事をされていたんでしょうか？

東京で物流の仕事に就いていたんですが。東日本大震災で、東北にある取引先の工場が大変な状況に陥ってしまいまして。その影響で、私も退職せざるを得なくなってしまったんです。転職活動を始めましたが、なかなかこの年齢での採用は数が限られておりまして。医療関係の会社など、30社は受けたと思います。就職コンサルタントの方の案内を受けて紹介された会社ですら、面接に進めない。なかなかハードな転職活動でした。そんな中で、快く受け入れてくれたのが、kmタクシーだったんです。

未知のタクシー業界へ飛び込んだ湯川さん。不安はありましたか？

実はそんなに不安はありませんでした！国際自動車（kmタクシー）と出会った時に、「あれ、昔この会社の教習所で免許取ったよな…？※1」と（笑）。元々知っている会社だったので、これといった不安もなく採用試験に臨むことができました。まったく知らない業界に飛び込むわけですから、知名度の高い会社は安心ですね。

※1　1971年から2008年大崎にあった国際自動車教習所

実際に働いてみて、仕事の内容や環境はいかがですか？

面接時に聞いていたこともあり、入社当時から観光タクシーの仕事に対する熱はありましたね。観光タクシーを通して外国人の方々と関わりが多いので、自然と国際的な行事と紐づいた仕事への興味関心を持つようになりまして。「TOKYO2020」の開催が決まって仕事が入ってきた時は嬉しかったですね！いくつかお仕事に関わらせていただいて、その勲章としてバッジをいただけました。大切な宝物です！

実は、外国人の方々と関わる機会が多いので、こんな書籍を持ち歩いているんです。

これは、外国人の方々が見る東京の観光案内ガイド。英語で、日本の名所が紹介されているんです。外国人の多くは、ここに記載されている情報を参考にして名所を訪れると思うんです。その事前に知った情報を補完するようなガイドはもちろん、そこに載っていない豆知識までお伝えするのが私の極意。日本の名所を存分に楽しんでいただくため、事前準備は欠かせません。今回の取材も、新宿御苑を事前調査しなければ中央休憩所の紅葉をご案内できませんでしたからね。観光タクシードライバーに求められるのは、この「事前準備」だと思います。

こうして、お客さまの情報を事前にいただいて、そのニーズをもとにコースを組み立てるんです。常に準備、ご案内するための知識を蓄える。これが私のホスピタリティです！

本日は貴重なお話をありがとうございました！

都内の観光名所を、効率よく回りたいなら国際自動車（kmタクシー）観光タクシーが便利です！飛行機や新幹線までの短い空き時間を使った観光から、徒歩での観光が難しいという方のサポートまで。ぜひお気軽にお問合せください！