バスドライバー未経験者必見！！未経験者の方がバスドライバーに向いている？！

前職もバスドライバーの上坂さん。気になる転職の理由は？

上坂さんは前職で何をされていたんですか？
私は前職もバス会社で路線バスの運転をしていました。転職の理由は今まで運転したことがない新しいバスを運転してみたかったから。入社してからはずっとレインボーバスの運転をしてきたのですが、1年半前に伊勢丹のシャトルコーチ(送迎バス)の運転に移りました。

一日の仕事の流れを教えてください。
出勤は8:00です。そこから着替えや点呼、アルコールチェックなどを済ませて8:25に出庫し、伊勢丹には9:00頃着きます。シャトルバスの始発は9:50です。終わりは早くて19:00、遅いと21:00前くらいです。4、5日働いて1、2日休むペースで働いています。

ワークライフバランスはいかがですか？
満足していますよ。前職と比べてもバランスが取れていると感じます。

上坂さんは休みの日も運転はされるんですか？
普通にしますよ。もともと車が好きでこの業界に入りましたし、私は車関係の仕事しかしたことがないんです。前々職はｋｍタクシーではないんですけど、タクシードライバーをしていました。

好きなことを仕事にされているんですね。

バスドライバーは接客業！！

上坂さんは指導乗務員として研修なども行われると思うのですが、研修では主にどんなことを教えるのですか？
バスドライバーは中途入社の方がメインとなるので運転技術に関する研修より接客の研修の方が比重は重くなりますね。ドライバーとしての良し悪しは声色や表情の機微などちょっとした印象で判断されてしまうんですよ。そのため印象を含めた丁寧な接客対応が大切だということを伝えています。また、丁寧に接客を行っていればクレームにはつながりませんが、横柄にやっているとちょっとしたことがクレームになったりもします。丁寧な接客対応はクレーム防止にもなります。

そうなんですね。バスドライバーは接客業というイメージはあまりありませんでした。
バスドライバーは皆さまがイメージするより接客の要素が非常に強い職業なんですよ。

では次に、上坂さんが後輩を指導するうえで大切にしていることを教えてください。
安全面についてなど厳しく言わなくてはならないこともあるのですが、やっていて嫌になるような指導の仕方はしないように心がけています。いわゆる「怒る」と「叱る」の違いですね。あくまで怒ることはないように気を付けています。また仕事から一歩離れたら気さくに話したりするなど、上下関係はしっかりしていますがアットホームであることはｋｍのよさだと私は思っています。

アットホームな雰囲気の職場で働けるのは精神衛生的にもよいですね。

未経験者歓迎！幅広い年齢層が横一線で働ける仕事。

日々お仕事の中でお客さまと接されていると思いますが、何かお客さまとのエピソードがあればぜひお聞かせください。
伊勢丹本店のシャトルコーチ(送迎バス)業務ではご高齢のお客さまの荷物を上の駐車場までお持ちしたりすることがあるのですが、そのときに買ったばかりのパンをいただいたもらったことがあります。なにかをいただくチップより嬉しかったりもしますね。やはりお客さまに感謝されると嬉しいですし、それがやりがいにもなっています。

バスドライバーのお仕事はバスを運転するだけではないということですね。
はい。路線バスの場合は基本的にバスから降りてはいけないのでこのように荷物をお運びしたりすることはないのですが、伊勢丹のシャトルコーチ(送迎バス)の場合は、お客さまがエレベーターから降りてきた時点でサービスは始まっていると考えます。ですので、ドライバーはバスから降りてドアの前に立ち、お客さまがご乗車される際はドアを開けてお出迎えしたりもします。

なるほど。シャトルコーチ(送迎バス)ならではのお仕事もあるんですね。
あとシャトルコーチ(送迎バス)ならではと言えば、冬はインフルエンザ予防にペン型のクレベリンを持ち歩いています。

一本1000円で1カ月もちます。

1カ月1000円でインフルエンザ予防ができるならいいですね。最後に今お仕事を探されている方に向けてメッセージをいただけますか。
はい。バスドライバーの仕事は年齢の壁をまったく感じることなく働けます。年齢層は幅広いのですが、みな横一線で働けるのです。教える立場からすると経験者の方より初心者の方の方がのみ込みも早く、教えやすかったりもするので、未経験の方にもおすすめの職業です。実際バスドライバー以外の仕事から転職されてくる方もたくさんいます。やる気さえあれば何歳からでも始められる職業なのでぜひ、お待ちしております。

今日はたくさん貴重なお話をありがとうございました。これからもお仕事頑張ってください！！