自衛隊から転職して年収が100万アップ。元自衛官に国際自動車（kmタクシー）のタクシードライバーがおすすめな理由とは？

自衛隊員はタクシードライバー向き!?

地対艦ミサイル連隊本部管理中隊通信小隊。これが私が国際自動車（kmタクシー）のタクシードライバーに転職する以前に所属していた部隊です。私は6年半ほど陸上自衛隊に勤務していました。

国際自動車（kmタクシー）を知ったきっかけは若年隊員向けの企業説明会です。入社して約4年が経ち、現在は班長をやらせていただいています。実際の乗務を体験して言えるのは、タクシードライバーは元自衛官という経歴を活かして活躍出来る職業だということです。

タクシードライバーには高いコミュニケーション力が必要

自衛隊員はタクシードライバー向きだと思います。理由は色々ありますが、1番大きいのはコミュニケーション能力の高さです。自衛隊は階級社会で先輩の言うことは絶対という環境です。厳しい上下関係の中で先輩や後輩と仲良くなるのは難しく、自衛隊員は日々の生活の中で自然と集団でどう振る舞うべきか身に付けています。また、寮で生活している人も多いので協調性も一般の方より養われていると思います。

タクシードライバーに求められているスキルは高い運転技術だけではありません。こういったコミュニケーション能力や協調性が特に新人のうちは重要です。私自身も新人の頃は道を間違えたりしてしまうことがありましたが、得意の話術のおかげで笑って許していただけたり、チップまで頂けることもありました。

コツはお客さまのお話を引き出すことです。タクシーに乗るとまずは経路確認をします。お客さまの中にはその後に何気なく「はあ、疲れた」とボソッと呟く方がいらっしゃいますが、私は絶対にその一言を聞き逃さないようにしています。「お疲れさまです。何かございましたか？」と必ず聞きます。すると自衛隊員時代に培ったトーク力でスルスルとお話を引き出すことが出来るんです。

営業所の皆さんと

また、前職が自衛隊員ということで会話が弾むことも多々あります。自分のように若いタクシードライバーが運転しているとお客さまに「どうしてタクシードライバーになったの？」と聞かれることがよくあり、「前は何の仕事やってたの？」なんて聞かれると「よし、きたっ！」と嬉しくなります。「自衛隊員です」と言うととても驚かれ、次々と質問をしてくださる方ばかりなので助かっています。自衛隊の仕事はあまり知られていないので、会話の良い糸口になるんです。

例えば私が所属していたのは地上からミサイルを打って敵の船に致命傷を与えることを目的とした部隊でしたが、実際の業務は電話を繋げるために電信柱の線を引っ張って2地点間を繋げる仕事でした。他にも体育の時間の話や訓練のことなどお話し出来る範囲でご説明したりします。

元自衛隊員だからこそ挑戦しがいのあるタクシードライバーの仕事とは

今まで元自衛隊員であることを活かせる部分をお話ししてきましたが、反対に元自衛隊員だからこそ気をつけなければいけないこともあります。それはタクシードライバーの仕事が個人裁量で全てを行わないといけない点にあります。

自衛隊員は休憩の時間も指示される組織ですが、タクシードライバーはいつ休むか、どういった時間割でどこの場所を走るのかなど全て自分で決める必要があります。これには私も最初は戸惑いがありました。指示通りに動くのは得意ですが、1人だとつい自分に甘くなってしまいます。疲れた時など「今日はこれくらいの営業収入（売上）で良いか」と思ってしまうことも何度かありました。

ですから、新人タクシードライバーには自分の経験を活かしてアドバイスをすることが出来ます。最初は仕事のスタイルの違いに慣れるのに苦労するかもしれませんが、自分で自分を律するというのは是非身に付けた方が良い能力です。私も相談にのりますし、出来るだけサポートしてあげたいと思っています。

タクシードライバーなら給料も休みも増える

自衛隊員とタクシードライバー。一見結びつかない職業ですが、接客などの細かい視点で見ると繋がる部分はけっこうあります。営業所には元自衛隊員のドライバーが何人かいますが、皆しっかり「はい！」と気持ちの良い返事をしますし（挨拶は前職で嫌という程叩き込まれています）、接客も得意です。営業所でも年の離れた先輩たちと上手くやっているようです。

自衛隊員にはタクシードライバーは本当におすすめですよ！タクシードライバーは公休が繋がると2連休やトリプル公休という3連休もとれる仕事です。更に私の場合は年収も100万円くらいアップしました。説明会で実際の給与明細をお見せしていますが、自衛隊員の皆さんは目を輝かせて聞いています。前職の経験も活かせるし、挑戦し甲斐のある部分もあるし、給与も休みも増えるタクシードライバーという仕事。私も元自衛隊員の名に恥じないように誇りを持って働いていこうと思います。