白岩(しらいわ)さん。キャリア(中途)採用担当。国際自動車(㎞タクシー)株式会社人財採用課(人事)所属。1999年にハイヤードライバーとして国際ハイヤー株式会社に入社。研修中にハイヤーからタクシーに職種変更し、当時の大崎営業所で班長を務める。羽田営業所に異動後は職員として営業所を支えた。2016年4月から人財採用課(人事)でキャリア(中途)採用を担当。(取材日:2016年7月1日)
今回取材したのは人財採用課(人事)の白岩さんです。白岩さんはタクシードライバー、班長、営業所の職員を経て人財採用課(人事)に異動になりました。羽田営業所では800人を超えるタクシードライバーや班長、課長たちを縁の下の力持ちで支えてきた白岩さんに、どんな人がタクシードライバーとして成功するのか、仕事の魅力とは何かを伺ってまいりました!
白岩さんは現在人財採用課(人事)で働かれていますが、元タクシードライバーなんですね。
8年間ほどタクシードライバーとして当時の大崎営業所で勤務しておりました。班長も任せていただいたので管理職も経験しております。その後、羽田営業所で内勤の職員として7年勤め、2016年の4月から人財採用課(人事)でキャリア(中途)入社を担当し、現在は説明会や選考、面接、役員面接などに携わっております。
タクシードライバー経験があることは人事としては強みだと思いますが、白岩さんの場合はドライバーをマネジメントする班長、制度面から支える職員といった、異なる側面からタクシードライバーに関わっているんですね!
そうですね。説明会ではなるべく今までの自分の体験を踏まえてお話するようにしております。例えば職員時代は、労務関係の仕事、年金や保険の管理、給料の計算、請求書作成などを行っていたので、福利厚生や給与についても一通りご説明できるくらいは詳しくなりました。
さすがです!白岩さんにだったら何でも聞けちゃいますね。
ただ、細かい制度の話をしても理解しづらいですし、採用サイトには国際自動車(㎞タクシー)の福利厚生やタクシードライバーは稼げるのか?といったことがきちんと説明されています。
なので私からは、「営業所に行けば、給与の細かい計算の仕方や有給の日数規定についてなどが書かれた規約が誰でも見れるようになっています。そういうものがオープンにされているのは信頼できますし、見てみると面白いですよ」など、営業所にいなければ分からないようなことをお伝えするようにしております。
なるほど。他にも職員や班長としての経験が役立つことはありますか?
羽田営業所では800人以上、大崎営業所で班長をしていた頃を合わせれば、本当に数多くのタクシードライバーを見てきました。ですから何となくですが、どんな方がタクシードライバーとして活躍するかが肌で分かっていると思います。説明会を行っていても、このタイプの人は営業所で見かけたあの人と似ているなと思うことがあります。
過去の膨大なタクシードライバーデータベースと照合しているんですね(笑)白岩さんが思うタクシードライバーとして成功する方の特徴を教えてください。
シンプルですが、結局は「やってやるぞ!」という貪欲さで差がつく世界だと思います。地理を覚えているかよりも重要なのは、やる気から生まれる地道な努力です。
確かに、教えなくてもできる人はいます。同じ場所を同じ時間に走っているはずなのに、営業収入(売上)が異なることもあります。それをセンスと一括りにすることもできるかもしれませんが、私の見る限りでは結果を出す人はやはりそれなりのことをしているんですよ。
例えばどんな行動が差を生むのでしょうか?
何も考えず景色を見るように人の流れを見ている人、手を挙げたら止まればいいかと思っている方は結果が出にくいでしょうね。できる人は、スピードを落として注意深くじっと周囲を見てタクシーを必要としているかどうか観察しているんです。居酒屋から出てきたサラリーマンが固まって話していたら帰宅の雰囲気なのか二次会に行きそうなのか考えますし、必要であればアイコンタクトをとってみたりもします。
雨が降れば営業エリアを変えたり、歌舞伎座の演目や武道館で行われているコンサートをチェックしたり、やり方は色々あります。「やる気なんてないよ」なんて言っている人も裏では努力していますし、逆に言えば「やってやる!」という気持ちがあれば成果に繋がるものです。やる気があるのに空回りしてしまう人はあまり見たことがありません。
そのお話には勇気づけられますね!やはり稼げるかどうかを心配する方も多いと思うので・・・
1人で頑張るわけじゃないので大丈夫ですよ。国際自動車(㎞タクシー)の良いところは、ドライバー仲間が教え合う慣習があることです。営業後に洗車しながら「今日どうだった〜?」と声を掛けると、誰かしらが「今日はすごい良かったんだよ!」なんて自慢気に話し始めます。そこから情報交換が生まれ、テクニックを知り、次の営業に活かすんです。
人財採用課(人事)にジョブトレで来ているタクシードライバーの渡邊さんとの一枚。年齢関係なく仲良くしている様子が素敵でした。
なるほど。営業中は1人ですが、営業所には高め合える仲間がいるのは心強いですね。
他に私が説明会でお伝えしているのは、タクシードライバーは「長く続けられる職業」だということです。定年後も1年毎に更新すればタクシードライバーを続けることができるので、74歳の人が現役で続けているんです。定年を超えると収入がなくなる、もしくは給料が下がるのが一般的ですが、タクシードライバーは自分のやる気しだいで年齢に左右されない収入を得ることができます。
こんな風にご説明していると、「こんなにやりがいのある仕事を長く続けられるなんて良いな」と、求職者の方が羨ましく思えてしまうんですよね。私がタクシードライバーだった頃は、一生懸命戦略を考え、仲間と一緒に試行錯誤し、営業後はみんなでご飯を食べながら自慢し合っていました。自分の読みが当たった時なんて本当に達成感を感じます。
白岩さんは本当にタクシードライバーがお好きなんですね!
だからこそ、世間のイメージを変えるためにも、求職者の方にはタクシードライバーや国際自動車(㎞タクシー)の良いところをたくさんお伝えしていきたいです。給与、労働時間、福利厚生、営業所の雰囲気、営業の方法。まだまだ伝えきれていない魅力があるので、説明会や見学会にぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。会社説明会の予約はこちらからできるので、ぜひお気軽にいらしてください。
白岩さん、本日はありがとうございました!