石上(いしがみ)さん。タクシードライバー。国際自動車(kmタクシー)株式会社三鷹営業所所属。2015年10月中途(キャリア)入社。隔日勤務。2018年より班長を務める。前職はブライダル衣装の製造販売卸業。趣味はソフトボールと料理。(取材:2018年11月28日)
石上さんは三鷹営業所の中でもトップクラスの売上のタクシードライバーだと聞いております。ズバリお伺いします!年収はおいくらでしょうか?
去年の年収は817万円でした。
年収817万円!石上さんはまだタクシードライバー歴約3年ですよね?もしかして以前にもドライバーの仕事を経験していたことがあるとか?
いえいえ。前職はブライダル衣装の製造販売です。ドライバー職は未経験でこの世界に飛び込みましたが、始めから割と稼げていましたね。新人タクシードライバーの1日(隔日勤務)の営業収入(売上)は約5万円ですが、私は平均7〜8万円くらいでした。シフトによっては10万円に達したこともあります。
未経験で始めたのに、どうして最初から稼げたのでしょうか!?
人の流れを読めていたからだと思います。人の流れというのは、例えば「朝は通勤のため都心に向かう人が多く、夜は逆に帰宅のため住宅街やベッドタウンに向かう人が多い」などです。多くのお客さまをお送りするには、人の流れにそって走れば良い。当然ですよね。
ですが、意外とこれを踏まえて走っている人が少ないんです。私は班長をしているので、新人ドライバーによく相談されるのですが、走行記録を見てみると「この時間にここを走ったら、そりゃ人が少ないから乗せられないでしょう」ということが多くて。
なるほど、人の流れを把握する。
私のドライバーデビューの日はゴールデンウィークだったので、休日を多くの人はどう過ごすかを考えて、ショッピングに思い当たりました。すると、夕方は買い物帰りで荷物をたくさん持っている人をお送りするために、渋谷や青山などショップが多いエリアを走れば良いだろうと予測ができます。実際に走ってみたところ、渋谷から世田谷の自宅まで帰るお客さまをお送りすることができました。新人だったので道はほとんど分かりませんでしたが、人の流れを予想して走ったら初日から稼げたので、このやり方でいこうと決めたんです。要はお客さまが何のためにタクシーを利用するのかを考えるということですね。
何のためにタクシーに乗るのかを考えれば、どこを走ればいいかが見えてくるんですね。
常に人の動きを気にすることが大事です。外回りをする営業マンは早ければ16時くらいから帰宅を始めるので、夕方は丸の内などのオフィス街を走っておきます。そこで例えば世田谷の自宅に帰るサラリーマンのお客さまをお送りし、三軒茶屋あたりで夜の街に出勤する方をお送りできれば無駄がありません。空車時間をできるだけ減らすことが重要なので、私は長距離を狙うより、短距離を確実に積み上げていく方が稼げると思っています。
長距離より、短距離?
長距離というのは、例えば夜の銀座を走っていたら埼玉まで帰宅するお客さまに出会えた場合などです。大宮あたりまで走れば1万6千円くらいですかね。一回でそれだけ稼げたら嬉しくなるものですが、お客さまが降車した近くで都心に向かう次のお客さまと出会えなければ、結局空車で戻ってくることになります。稼げたようにみえて、時間で割ったらそうでもなかった、ということはよくあります。
ですから稼ぐという観点でみれば、長距離利用の方をあえて探すのは諸刃の剣。戦略が必要ですね。葛飾区や江戸川区といった千葉寄りのエリアから、世田谷区など神奈川寄りのエリア間の長距離利用だったら、まだ実車で都心に戻れる確率が上がるので良いかもしれません。例えば以前あったケースでいうと、箱崎からご乗車されたお客さまを高速道路を使って用賀までお送りし、用賀で東京駅に向かうお客さまと出会うことができました。行きも戻りも高速道路を使用しているので時間も短縮できます。
確かに動きに無駄が無いです!
まあ、それでも無難なのは短距離を確実に積み上げていくことだと思いますよ。この前の乗務の営業収入(売上)は9万7千円でしたが、一番高くて8千円、あとは4千円〜7千円程度でした。お送りしたお客さまは40組弱だったので、単価が特別高いわけではないんです。1時間で5千円稼げれば良いペースですね。
時間当たりいくら稼げるかをきちんと把握して走るんですね。
時間管理も稼ぐためには絶対に重要です。休憩も人が多いときに挟むのはもったいないですから、例えば深夜2時頃といった人の動きが止まる時間帯にとるようにします。
全部考えているんですね。すごいです!
ぼーっと走っていたら、ぼーっとした額しか稼げません。新人のうちは失敗もしますけど、めげずに頑張ればちゃんと稼げるようになるので大丈夫です。
石上さんでも失敗したことはあるんですか?
ありますよ。「池袋のヤマダ電機に行ってくれ」と言われたとき、ヤマダ電機が東口にあることは知っていたものの、東口までどう行けばよいかサッパリ分からなくて。車で池袋になんて行ったこともなかったですし、西口は分かっても東口は全然分からない。お急ぎのお客さまだったので、もたついていたら怒られてしまいました。
それは落ち込みますね。
いいえ、落ち込んでいる暇があったら、勉強します。その日は仕事が終わったらすぐに地図で池袋の東口への経路を確認しました。やっぱり、タクシードライバーだったら知っておくべき道というのはあるんですよ。有名な抜け道くらいは自分で勉強しておくべきだと思います。私も図書館で地図を借りてきて一生懸命覚えました。
班長として新人ドライバーを見ていると、この人は伸びるだろうなというのが分かります。それは仕事に対して貪欲な人。乗務を終えて営業所に帰ってきたら、その日の復習をちゃんとしている人は成長が早いです。そういう人には私が持っている知識やテクニックを惜しみなく伝えてあげたい!と思います。これからタクシードライバーになりたいと思う方はぜひ貪欲な気持ちで臨み、成功の近道を歩んでいただきたいです。
参考になります!石上さん、本日は貴重なお話をたくさん聞かせていただきありがとうございました!
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