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2022年10月4日

タクシードライバー・小野さんの「紳士的」ホスピタリティ!前回取材から6年「コロナ禍」を経て変化したタクシー業界

PROFILE

小野 さん 【 2016年 中途入社 】

国際自動車 世田谷営業所 タクシードライバー
タクシードライバー・小野さんの「紳士的」ホスピタリティ!前回取材から6年「コロナ禍」を経て変化したタクシー業界

PROFILE
中途入社 小野さん
国際自動車 世田谷営業所 タクシードライバー

前回の取材から6年。
タクシー業界の”コロナ禍”を通じて

世田谷営業所のドライバーとして働いている小野さん。前回の「DRIVERS」取材(2016年2月)から6年、どのような変化がありましたか?

私自身の変化の前に、まずはタクシー業界の変化からお話するべきかと思います。というのも、この数年間は何においても「コロナ」が付き纏っていましたので…。新型コロナウイルス感染拡大の煽りを受けて、タクシー業界も、タクシードライバーの働き方も大きく変わってしまいました。

この数年間、世間は「コロナ」ありきで動いていましたね。それはタクシー業界でも同じだった、と。

入社した時、既に東京オリンピック(TOKYO2020)の開催が決まっていました。タクシー業界で働くなら、ぜひ「TOKYO2020」に関わりたい!…と思っていましたから、一つの目標は達成できたと思います。ただ、想像していた形とは異なりました。とにかく、最優先は感染拡大防止。お客さまとの会話の機会はほとんどありませんでした。選手の方々、報道関係の方々、要人の方々…たくさんのお客さまをお乗せする機会があったのですが、深いコミュニケーションを取ることはできませんでした。悔やまれますね…。

なるほど。新型コロナウイルス感染拡大で、コミュニケーションの取り方は大きく変わったんですね。

「非接触」が生んだ障壁。
コロナ禍ならではのコミュニケーション

国際自動車(kmタクシー)の運転席には「ミラクルガード(飛沫感染防止のアクリル盤)」が設置されています。この「ミラクルガード」のお陰で、より安心・安全にお客さまをお乗せすることができるのですが…実はドライバーとお客さまの距離を広げてしまっているのも事実。「非接触」を進めるため、電子マネーでの決済も浸透しました。お客さまと物理的な距離を取ることで、心理的にも距離を感じてしまいます。。接客に力を入れるべきタイミングで、お客さまとコミュニケーションが取るのが以前より困難になりました。また、私たちドライバーもお客さまも、皆マスクをしています。表情が分からないので、どのような接客が求められているのか読み取りづらいのも事実…。様々な場面で、仕事の難しさを感じています。どれも、コロナ禍においては仕方のないことなのですが…。

タクシードライバーとしてホスピタリティを示したい場面で、コミュニケーションが取れないのは残念ですね…。

それでも、コロナ禍ならではのコミュニケーションを模索しています。マスクをしているのであれば、お客さまの目を見て気持ちを読み取る。私たちは目だけで気持ちを伝える。これが、コロナ禍のコミュニケーションであり、ホスピタリティだと思うんです。前回の取材では、ロンドンタクシーのような「紳士的」ドライバーを目指す…と話したと思います。どんな時代、どんな状況であろうと「紳士的」であることは変わらないんです!

こだわりは今も「紳士的」!
迷わずドライバーとして働き続けた理由

「紳士的」にこだわりながらも、ホスピタリティを示すのがなかなか難しいコロナ禍。小野さんの働き方も変わっていったのですね。

入社当時、何も考えずに働いていたらベテランドライバーの方々に追い付けないと思い、色々と考えてみたんです。お客さまに「よかった!」と思っていただける場面を作ることにこだわった結果、ロンドンタクシーのような「紳士的」なおもてなしに行き着いたんです。この「紳士的」な接客の機会が減ることは、成長の機会を失うことに繋がってしまいます。だからこそ、現状で実践できるホスピタリティの示し方を模索しました。

前回の取材記事を読んでみて、いかがですか?

根本的には変わっていないですね!いいこと言ってるな〜(笑)。正直、タクシードライバーとして働き始めた頃は、「すぐにやめてしまうんだろうな」と思っていたんです。元々物事が長続きする性格ではなくて…。それでも、こうして仕事が続いているのは、やっぱり安定したワークライフバランスがあってこそだと思います。きちんと休みの時間が取れて、頑張り次第で高収入を目指せる…正直今はタクシードライバー以外の選択肢は考えていませんね。レジャーやアクティビティが好きなので、休日にしっかりと時間を作れるのは助かります!実は昨日もフットゴルフに行ってたんです(笑)。足でボールを蹴って行うゴルフで、なかなか面白かったですよ!休みの日は友人たちと一緒に体を動かすことが多いですね!

ワークライフバランスの整った環境で、プライベートも楽しめる…まさに、小野さんの天職ですね!本日は貴重なお話をありがとうございました!

前回のインタビュー(2016年)

20代でタクシードライバーは早いと思いますか?警察官を辞めて国際自動車に転職した24歳「紳士の職業にしたい」

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