配送業からの転職。一度離れたから分かったドライバー職の魅力。高校卒業後から培った運転スキルを活かして働くタクシードライバーの仕事論。
小田原 さん 【 2022年 中途入社 】
国際自動車 板橋営業所 タクシードライバートラックドライバーの肉体労働と営業回り。
ドライバー職は好きだけど、正直辛くて…?
今年で3年目、中途入社でご活躍中ということですが、まずはこれまでのご経歴からお聞かせいただけますか?
高校卒業後、一つ目のキャリアとして選んだのがトラックドライバー。食品・日用品の定期配送トラックのドライバーとして働き始めました。最初のキャリアが大型車のドライバーというのは、なかなかないと思うんですが…会社に入ってから免許を取って。だから、一番最初に運転した車がトラックだったんですよ。
一番最初に運転したのが大型車!結構不安が大きかったのでは?
そうですね(笑)。ですから、教習所の指導でも会社の研修でも、慎重に練習しましたね。そのお陰で運転するスキルについては結構自信が付きました。
配送トラックのドライバーということで、荷下ろしや荷運びなども業務の内に入るんですよね。
肉体労働ですね。お米からビールまで、一週間分の食料を一気に注文される方もいらっしゃいます。重たい荷物をマンションの5階まで階段で運ぶ…なんてことも。若くても体力的な問題で5年でベテラン扱い…という世界です。また、接客とコミュニケーションも仕事の内。お客さまへ商品をご案内したり、例えば土用の丑の日が近くなったら鰻をおすすめしたり。こうした営業も業務です。
なかなか大変な仕事ですよね。やはり大変な仕事ゆえに転職を考えたのでしょうか?
いえ、直接の理由は仕事の大変さというところではなくて…。結構仕事をスムーズにこなせるようになったんです。同僚のサポートを求められて…。その関係で、今度は自分が営業を掛ける時間が少なくなります。自分の営業する時間を削っているのに、他のメンバーの方が給料上がっちゃうんです。なんというか、理不尽を感じてしまって。
なるほど。その次も、ドライバー職に就いたんですか?
そこから引っ越し業者のトラックドライバーや、コンビニ配送のトラックドライバーの仕事を経験しました。それぞれ、魅力的に感じる部分があったんですが…派遣社員として働いていたところを、コロナ禍の関係で派遣切りに合ってしまいまして最終的に、派遣社員とはまた異なる形態でお仕事をいただくことができたんですが、アルバイトの方がまだマシ…という給料での雇用。ここまでドライバー職にこだわって働き続けましたが、一度離れてみようと思い、フリーターを始めました。
大学で学ぶ意味って何だろう?
進学か就職かで悩んだ結果…。
新卒入社から続けたドライバーから一度離れて、フリーターへ。
一瞬、長距離トラックのドライバーに転職しようかな…という思いも頭をよぎったのですが、当時はこれからの未来の展望を考えるよりも「今の仕事に疲れた」という気持ちが強くて…。ですから、どうせなら東京へ出て、一旦フリーター期間を挟み、将来について考えることにしたんです。
一年半ほど、ネットカフェのスタッフとして働いたり、日雇いで工場勤務をしたり…様々な仕事を経験しました。実は、高校卒業のタイミングでも同じようなことを考えていたんです。「フリーターとして働きながら、将来やりたいこと見付けられればいいかな…」と。実は、元々は進学しようと思ってたんです。ただ、高校3年生の秋頃で、いざ「受験しよう」「受ける大学を決めよう」…となった時に、進学に魅力を感じる事が出来なかった。その気持ちを先生に話したところ、それならせめて正社員として働くべきと勧められ、ドライバー職に就いたんです。結局、高校卒業のタイミングからずっと、将来やりたいことを見付けられないまま、ぼんやり働き続けていたんですよね。
一度は大学進学という道を考えながらも、急な進路変更に踏み切ったんですね。
正直なところ、家庭の環境を鑑みても進学できる状況ではなかったんです。ですから、進学できる学校も限られていました。そんな厳しい現実を受け止めながら、「そもそもなんで大学に行くんだっけ?」と根本的な部分から考えるようになって…。4年間の大学生活で何を学んだのか分からないままなんとなく就職するくらいなら、もう高校卒業と同時に働き始めて、仕事を経験する中で将来について考えようと思ったんです。
なるほど。それではフリーター期間の中で、自分なりの答えを見付けられたのでしょうか?
一つは、ネットカフェや工場での仕事のような事務作業は性に合わないということ…。答えかどうか分からないけど、ドライバー職に戻った方が道が開ける気がして、もう一度転職をしようと踏み切ったんです。そして、偶然にも「国際自動車(kmタクシー)」の求人情報を見付けるんです。
ドライバー職イコール、ハードなスケジュール?
そのイメージを覆した、タクシー業界の働き方。
ドライバーとして仕事の中で、一度は心が折れてしまった…と。そんな中、再びこの業界に戻ってきたんですね。
なんだかんだ、運転してた時って楽しかったよな~…と(笑)。先程ネットカフェでの仕事や工場での仕事は合わなかったと言ったんですが、その主な要因がコミュニケーションの問題で。接客業の中でもスタッフ間の距離感や、お客さまとの距離間が比較的近いので、その分密にコミュニケーションを取る必要があります。なんというか、その人と人との近さに若干の苦手意識がありまして…。思い返してみれば、ドライバー職の人との距離感って、私にとってはすごく丁度いいんですよ。
普段の乗務の際は一人で仕事に臨むので、周りを気にしすぎることなく働くことができます。時々反対車線からトラックが来ると、その業界・企業を問わず挨拶してくださるんです。同じ「ドライバー」という仕事を選んだ人達の絆というか、リスペクトというか。直接話すことはないけど、業界・職種が同じというところで繋がっている。その距離感が絶妙なんです。フリーター期間に他の業界を経験したからこそ気付けたドライバー職ならではの「あたたかさ」ですね。
ドライバーから一度離れいないとドライバーの良さは分からない…。ここでハッキリと分かったんですね!
一人でいる時間は大事。でも、理解し合える仲間を大切にしたい。このバランス感覚の大切さに気付けたんです。
さて、ここで「トラックドライバー」ではなく「タクシードライバー」の世界へ飛び込むんですね。
そうですね。「ドライバー職ならではのコミュニケーション」の面白さに気付けてからは、お客さまをお乗せするタクシードライバーの仕事にも興味を持つようになりました。また、自分の頑張り次第で高収入を目指せるという点が魅力的でした。ここまでさまざまな仕事を転々として来ましたが、今ではkmタクシーで長くドライバーの仕事を続けていきたいという思いが強いです。
その心境の変化、「kmタクシーで働き続けたい」という思いの一番の理由は何でしょうか?
やっぱり一番の理由はワークライフバランスですね。これまでドライバーの仕事は1日13時間を週5…というのが当たり前で。睡眠時間は3~4時間で、夜勤の場合も。なんならコロナ禍の間は起きてる時間にお店が開いていなくて、食事すらまともにできませんでした。日の光が入ると眠れないから自宅の部屋は常に雨戸を閉めて真っ暗に…という状態で。とても健康的とは言えませんでしたね(笑)。
ワークライフバランスが整って、本当によかったです。
プロドライバーとして経験を積んできたので、タクシードライバーとしての仕事もスムーズにスタートを切れたのでは?
ドライバー歴7年。これまでトラックを運転していたので、ある程度の運転スキルは持っています。車のサイズ感が全く違うので、狭い道通るくらい全然怖くないですね(笑)。また、「この道は通れないな」と直感的に分かります。
今ちょうど、同年齢の方々が4年制大学を卒業して新卒入社する頃だと思うのですが、改めて高校卒業でキャリアを積んできたことの意味や、価値をどのように捉えていますか?
そうですね。ぶっちゃけて言えば高校卒業当時、周りの大学生達が羨ましかったですよ。そこまで攻撃的ではなかったんですけど、やっぱり劣等感を感じる場面もありました。みんなが楽しそうにワイワイ楽しくしているのを見ると…ただ、こうして新卒入社のメンバーが入ってくるタイミングになって思うのは、同じ企業に入るんなら「ドライバー職で働いてお金をいただきながら経験を積んだ自分の方が強いかもしれない!」ということ(笑)。お金を払って大学で学ぶことは、もちろん大事で人生の中でとても大きな価値を持ちます。ただ、私が重ねてきた人生経験も、めちゃくちゃ強い武器になってます!
本日は貴重なお話をありがとうございました!
小田原さんは2024年9月に路上寝込み者の救助・保護で碑文谷警察署より感謝状を拝受しました。
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