タクシー会社の総務ってどんな仕事？20代の新卒女子にインタビュー。

タクシー会社の総務ってどんな仕事をするんですか？

国際自動車（kmタクシー）での総務の仕事は「施設」と「総務」の2つに大別されています。「施設」は弊社の持ちビルの修理の手配や家賃の支払いといった不動産（固定資産）管理業務などです。「総務」は各種書類のリーガルチェックや稟議書・規定の管理といった法務関係の仕事や、永年勤続・無事故などの表彰や行事といった福利厚生関係の仕事、株主総会や創業記念式典の手配や運営などといった会社行事の仕事等があります。

長谷川さんはどちらですか？

私は総務です。「総務ってどんな仕事をしているの？」とよくご質問いただくのですが、仕事幅がとても広いのでうまく答えられないことが多くて。会社をかげで支える縁の下の力持ちというイメージですね。

なるほど。具体的にはどんな仕事があるのですか？

以前関わったのは電話機総取替プロジェクトです。各営業所と本社にある電話機を全て新しいものに替える仕事だったのですが、電話の機器名や装置の仕組みなどが全く分からなくて苦労しました。営業所から質問の電話がかかってくる度に調べて、業者の方と連携して。今まで知らなかったことばかりで新鮮でした。

そんな仕事もあるんですね。

他にも、創業記念式典では司会を務めさせていただきました。社長の名前を噛んでしまったのでよく覚えています（笑）受賞者が読む謝辞の原稿作りにも携わるなど、年々できることが増えていくのが嬉しいです。

今はどんなことをしているのですか？

色々ありますけど、もうすぐ新入学児童への贈り物を選ぶ時期になってきたのでその準備もしています。弊社で働いているドライバーのお子さまで今年小学校にあがる方を対象にプレゼントを渡すお仕事で、去年はレッスンバックや、上履き袋、ポケットポーチやお名前シールなどを差し上げました。

実用的な品をプレゼントするんですね!

実はこういうものが１番喜んでいただけるんですよ。前年対象者のドライバーに「贈り物いかがでした？」「どんなプレゼントだったら嬉しいと思いますか？」とヒアリングをしてみると、「上履き袋が助かった」などの声が多くて。そういった時に「ありがとう」と感謝の言葉を頂けることがやりがいにも繋がります。

分かります、モチベーションにもなりますよね。

総務にかかってくる電話は、相手が困っている状況というのが多いので「なるべく早く対応してあげたい」とよく思います。自分の仕事の先に頑張っているドライバーの方々がいるので、少しでも力になりたいんです。

そんな風に思えるのは素敵ですね。

私は国際自動車（kmタクシー）に新卒で入社した当初は、羽田営業所の職員として働いていたんです。タクシーチケットの仕分けや業務などを行う傍ら、タクシードライバーの方々と積極的に関わるようにしていました。出庫前のタクシーを点検する作業では、乗務員証の名前をチェックして「◯◯さん、行ってらっしゃい！」と笑顔で挨拶したり、「今日も安全運転ありがとうございます！」と明るく声をかけたり。何気ないことばかりですが、700名以上在籍していた（当時）タクシードライバーの方々の顔と名前をなるべく覚えるため色々工夫していましたね。

実際にタクシードライバーの方々と一緒に現場で仕事をした経験があったんですね！

営業所の職員という仕事も楽しいんですよ。女子大を卒業して入社した会社が男性ばかりの職場なので、入社してすぐの頃は戸惑うこともあったのですが、タクシードライバーの皆さんはとても優しかったんです。出庫のお手伝いをしている最中に、タクシードライバーの方が「手を出して」と言うので何かと思ったら両手いっぱいに飴をドバーっとくれたんです（笑）そんな風によくしていただいた想い出があるので、本社の総務に異動になってもドライバーの皆さんたちを想いながら仕事ができているのだと思います。

誰のために仕事をしているか、イメージできるのは凄く大事ですね。

国際自動車(kmタクシー)を支えているのはやっぱり現場のドライバーの方々なんです。私たちはドライバーの方たちが頑張って稼いだお金を無駄にしないように「今よりもよくできる方法は何か？」と常に考えています。細かい話で恐縮ですけど、電話の料金プランを見直したり、交渉してみたりなど経費削減ですね。

うーん、会社の困り事を解決したり、各種支払いをしたり、節約にも力を入れたり…。何だかデキる主婦みたいな役割ですね。頑張っているタクシードライバーの旦那さんを影から支えているみたいな（笑）

そうですね（笑）旦那さんがどうしたら喜んでくれるかをこれからも考え続けていきたいと思います。

今日は知らなかった話を沢山伺えて楽しかったです！長谷川さん、ありがとうございました！