22歳の女性タクシードライバーに「就活」から「入社後」まで12の質問

（1）自己紹介をお願いします。

召田といいます。22歳です。2015年の4月に国際自動車（kmタクシー）にタクシードライバーとして入社しました。三鷹営業所に所属し、乗務を始めて約5ヶ月目です。

（2）召田さんが入社したきっかけを教えてください。

就活サイトからのスカウトメールがきっかけです。はっきりとは覚えていないのですが、「イキイキと働ける会社」というキャッチコピーに惹かれて、タクシーの会社とは知らずに開封しました。とりあえず説明会に行ってみようかなと思って気軽な気持ちで、説明会に参加しました。

（3）タクシードライバーになる、ということに対して抵抗はなかったですか？

最初は事務職を志望していたんです。選考を重ねて、人財採用課（人事）の方たちにお話を聞いてもらっているうちに、タクシードライバーも良いなと思うようになっていきました。

（4）タクシードライバーのどんなところに惹かれたのでしょう？

タクシードライバーは、困っている人を助けて、感謝していただける仕事だと知ったのが大きかったです。選考中に、あるタクシードライバーが妊産婦をお送りした時の体験談を伺う機会がありました。赤ちゃんが生まれそうな緊迫した状況の中、丁寧な接客と迅速な運転で病院までお送りして、何度もお礼の言葉をかけていただけました、というエピソードを聞いて素敵な仕事だと感じました。

また、日勤や隔日勤務と様々な働き方が選択でき、個人の努力次第で高収入を得ることができるといった部分も魅力的でした。事務職はタクシードライバーを経験した後でもなれるので、ドライバー職で選考に進むことにしました。

（5）入社の決め手はなんでしたか？

この会社だったら楽しそうと思えたことですね。飲食業界の他社からも内定は頂いていたのですが、国際自動車（kmタクシー）は学生と本気で向き合ってくれる雰囲気を感じたので選びました。本気といっても、みなさんとてもフランクで説明会ではニックネームで呼び合うといった和やかな雰囲気でしたが、私の話を真剣に聞いてくれた印象があります。

後は、選考中に知り合う同期も楽しそうな方が多かったです。タクシードライバーということで、自分に務まるのだろうかと不安になることがありました。でも、一緒に受けている学生や人財採用課の方々、タクシードライバーの方々と時間を過ごすうちに、みなさんとだったら頑張れそうだと思いました。

自慢の同期たちとの一枚。

（6）実際に三鷹営業所に配属されていかがですか？

入社前に思った通り、周りの方々のおかげで頑張ることができています。三鷹営業所だからこそ、こんなに楽しく続けられているのかもしれません。

三鷹営業所の仲良しの同期と細井班長との一枚。

（7）営業所の人間関係はどんなところに影響しますか？

私の場合は、その日の営業に大きく影響がでます。出庫する前に仲の良い同期や先輩と話す時間があったか、なかったかで営業収入が大きく変わってきます。

私は隔日勤務という働き方ですが、調子があまり良くないときは14組くらいのお客さまをお送りします。それに対して、同期とおしゃべりをして調子を上げてから出庫すると30組くらいまで増えるということもあるんです。また、出庫してから最初に行う接客の出来によっても結果が変化したりします。

（8）接客の良し悪しが営業に影響を与えますか？

調子が良いと出庫してから10分くらいで最初のお客さまをお乗せすることができるのですが、道をきちんと把握できて挨拶もしっかりして、何の問題もなく目的地まで到着できると、すぐに二組目のお客さまを見つけることができるんです。逆に調子が悪い時は40分くらい空車になってしまうことがあるので、最初の勢いや流れにのるということが大事かもしれません。

（9）なるほど。入社前と入社後でギャップなどはありましたか？

私は人見知りなので、タクシーという密室の空間でお客さまと過ごすことに不安があったんです。ですが、挨拶や話し方など基本的なことをしっかりとして、礼儀正しい受け答えができていれば大丈夫なんだと分かりました。

お客さまが「若い女性でタクシードライバーなんて珍しいね。どうしてこの仕事に就いたの？」と質問してくださるので、意外と会話に困ることがないんです。「頑張ってね」と声をかけていただくこともあります。

（10）印象に残っているお客さまはいますか？

車椅子に乗った高齢者のご婦人ですね。トランクに車椅子をお預かりしていたので、出し入れのたびに「ありがとうございます。お世話になりました」とお礼を言ってくださいました。お客さまが気持ち良くタクシーを後にすると私もとても嬉しいです。「ありがとう」という一言にすごく安心します。

（11）どんなタクシードライバーになりたいですか？

「ありがとう」と声をかけてもらえる接客が常にできるドライバーです。お客さまが何を欲しているか敏感に察知して、気配りができるようにしたいです。常に前を向いて運転をしていますが、後部座席で暑そうにしていたり、窓を開けようとする素振りに気づいたら温度調節をするなど気をつけています。こうした細かいところで差が出ると思うのでもっと意識していきたいです。

（12）最後に就活中の学生にメッセージをお願いします。

不安はあると思います。私も最初の頃は不安と緊張でいっぱいでした。1日の始まりは何かミスをしないか、道が分からなくならないかとビクビクしていました。

でも、同期や先輩、班長や課長など営業所には支えてくれる人たちがたくさんいます。3ヶ月もすれば仕事に慣れてきます。素敵なお客さまにお会いできる喜びを感じることができます。不安かもしれませんが、今あなたが抱えている不安よりは楽しくできると思います。私がそうでした。

自慢の営業所なので、一緒に成長していく仲間が増えると嬉しいです。ぜひチャレンジしてほしいと思います。

召田さん、ありがとうございました。